私は、個人や企業に対して財務的な解決策をご提供することで人々の生活の手助けができるという思いから、金融関係の営業を志望していました。ですが、登録していた就職サイトからの紹介をきっかけに当社を知り、会社説明会に参加して面接を受ける過程で少しずつ仕事の内容に興味が湧いてきました。
当社は不動産を扱っていますが、家やマンションを売るのではなく、権利関係を調整して価値が低かった土地を再生するというビジネスモデルがあります。一つの物件に時間をかけて権利者様との関係をつくり、お互いに良い結果が残せるということで社会に役立つことができると感じました。
入社2年目で名古屋支店に異動になりました。東京でも名古屋でも物件の情報を集めて仕入をして現場に入るという仕事の流れは変わりません。ただ、東京では底地の方が居抜きよりも多いのですが、名古屋では圧倒的に居抜きの物件が多いです。
東京にいる間は仕入ができなかったのですが、名古屋に来て最初の1年目で1本、2年目になって2本の仕入ができました。本社に比べると名古屋支店は少人数ですが、そのぶん社員同士のつながりも強く相談しやすい環境です。
最初の仕入ができるまでの期間は正直なところ少し肩身が狭い思いをしていました。先輩たちは、仕入は運が左右することもあり難しいことを重々承知しているので、コツコツと営業をしていれば「もう少し頑張ろう」と声をかけて励ましてくれます。
そんな中で1年目に宅建の資格を取得することができました。会社からも資格取得は強く推奨されていて、1年目のときは宅建受験のための研修もありました。受験のための研修費用も入社3年目までは会社で負担してくれます。個人的には仕入をするより宅建合格の方がプレッシャーだったかもしれません。取得できたときは、うれしかったです。
底地や居抜き物件の権利調整をメインにしている不動産会社は多くはないと思います。その中で東証一部上場までしているのはおそらく当社だけでしょう。唯一無二というのが私にとっていちばんの魅力です。私たちの仕事を通じて権利調整をすることで土地所有者様は土地を売ることができ、不動産仲介業者様も仕事になり、さらに借地権者様が土地を入手するなど関わるすべての人に良い結果を与えられることがやりがいになっています。また、当社はワークライフバランスがとてもよく、プライベートも大切にしたい方にはとても働きやすい環境だと思います。仕事で成果が上がればボーナスなどに反映されるのでモチベーションも上がります。